虹の足に触れる
スミマセン。
クローズを宣言したのに、今日はどうしても書いておきたいことができたので、
意を決して書きます。
先日、バスでとなりに乗り合わせたあるおばあちゃんと世間話をしておりました。。
その時バスの窓から虹が見えたので、私は思わず
「アッ、虹が出てる!」
と叫び、半分しまっていたカーテンを全開にしました。、
それをきっかけに、となりにいたその方が、昔体験した虹のこと語り出したのです。
その方は、以前南々城(なんなんぐすく)の近くに住んでいて、
よくそこへ子供をつれて遊びに行っていたそうです。
ある日、子供と一緒に城の長い石段をいつものように登って行きました。
登りきった所に石の塀があるのですが、その前に何と!虹が立っていたのです!
しかもその虹、地に直接足を接しているではありませんか!
親子は腰をかがめて、虹の足にそっと手を触れてみました。
何が起きたと思います?
・・・・・なにも。
何があったと思います?
・・・・・なにも。
そこでさらに手を虹の中に入れてみました。
何か変化はあったでしょうか?
な~んにも・・・・・。
何か感じ取れたでしょうか?
な~んにも・・・・・。
虹はそこに確かに見えているのに、手に触れるのは空ばかりだったのです・・・・。
かすかな水蒸気さえも感じられなかったそうです。
二人は5分ばかりもそこで虹と戯れていたそうです。
虹が足元から立っている現場に居合わせるという幸運!
しかもその虹に手を差し入れたとは、なんてラッキーな人達なのでしょう。
たとえ虹はつかめなくとも、
その手のひらの上に確かに虹を乗せることができたのですから・・・・・。
(きっと前世で並々ならぬ功徳を積んだに違いありません。
アーウラヤマシイ~)
優しい感じのおばあちゃんでしたが、以前は幼稚園の先生をしていたそうで、
その時のエピソードも話してくれました。
父親を亡くした男の子が,あるとき虹の絵を描いていたそうです。
その絵を先生に見せながら彼が言った言葉は、
「ボク、大人になったらこの虹の橋をわたって、天国にいるお父さんに会いに行くんだヨ」
・・・・・この話を聞いたほかの先生方もみんな涙したそうです。
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